横浜美術館コレクション展に行ってきました
2020年1月13日までの展示です
撮影OKということでしたので、
いくつか目についた作品をご紹介します
私が行った日は、雨も降っていて寒い日でした
横浜も紅葉が進んで、紅や黄色がきれいでした
入口から大きな作品が出迎えてくれます
柳 幸典 作 パシフィックシャタード・ブルー
地図です
見ているこちらの気持ちが広がっていく感じで
開放感がありました
藤田嗣治の作品は数点、展示されていました
「陶磁器のような肌」が現れていて、藤田らしい色が見られます
アンリ・マティス 顔をかたむけたナディア
マティスの作品は、同時開催のオランジュリー美術館コレクションにも展示されています
オランジュリー美術館コレクションは、今回、有名作品をたくさん見ることができます
絵画に興味がある方にはお勧めの展覧会です
ヴァシリィ・カンディスキー 網の中の赤
横浜美術館は何度か通っていますが、
この作品の絵葉書を何度も購入している私のお気に入りの作品です
リズミカルでかわいくて、楽しげだと思います
刺繍で複製してみたいなぁと思っています
イサム・ノグチ 三位一体
題名から察するに、強いメッセージがあると思うのですが・・・
こんなことを言ったら叱られそうですが、
この作品を見るたびに、帽子やコートをかけたくなります
生活の中にあったら楽しそうだと思うのです
篠原有司男 ラブリー・ラブリー・アメリカ(ドリンク・モア)
正面から見るとポスターのような作品ですが
コカ・コーラを持つ
手が飛び出している立体作品です
ポップで楽しいです
宮川香山 高浮彫桜二群鳩大花瓶
二つの大きな花瓶が対になっていて、
桜の枝にとまる鳩が細やかで目を引きます
豪華で可憐で
いつまでも眺めていたい壺です
周延 小学唱歌之略図
オルガンを弾のが女性だというのも目を引きましたが
小学唱歌をうたう人が大人だというのも面白く思いました
女性のドレスが鮮やかで素敵です
伝・五姓田芳柳 外国人男性和装像 外国人女性和装像 (仮題)
まじめな顔をしてというより、ちょっと不機嫌な顔をして立っているお二人に
どんなストーリーがあるのか気になる掛け軸でした
下村観山 小倉山
和歌に詳しくないので、場面を読めないのですが
物語を考えながら、ゆっくり飽きずに眺められそうだと思いました
下村観山 ひまわりの聖母(ラファエロ模写)
ラファエロの聖母を模写して、
掛け軸に仕立てているのが 不思議で引き寄せられました
掛け軸という表装は
洋物の絵画にも合わせることができるんだなと
改めて感じることができました
床の間のある家は少なくなっていますが、
絵画、彫刻好きにはいい舞台だと思います
見直される日が来るといいなぁと思っています
山村耕花 ウンスン歌留多
かるたを楽しむ二人が、別々の屏風になって向き合う姿も楽しいし、
寝そべっている姿で描かれているのも楽しい一対です
遊んでいる感じが自然で、札を読む声まで聞こえてきそうで
身近に会ったらいいなぁと思う作品でした
横浜美術館のコレクションは、楽しいものが多いと感じています
今回、初展示の作品も多いです
同時開催の
オランジュリー美術館コレクション
「ルノワールとパリに恋した12人の画家たち」
色鮮やかで、美しいコレクションです
音声ガイドもよかったのでお勧めです
どちらも年明けまでの開催ですので、冬休み、お正月休みのイベントに
時間を取って、ゆっくりご覧になることをお勧めします
帆船日本丸がある「横浜みなと博物館」では現在こちらの展覧会を開催中です
合わせてお勧めします